AIに聞いてみた:미처と아직の差は?
「미처」 と 「아직」 はどちらも「まだ」という意味を含む場合がありますが、使い方やニュアンスに違いがあります。
1. 미처
- 意味: 「まだ(そこまでに至らず)」「あらかじめ(考える余裕がなく)」
- ニュアンス:
- 主に否定文で使われる(肯定文ではほぼ使われない)。
- ある行動や状況が、まだ期待される段階に達していない ことを強調。
- 「미처 생각하지 못했다(まだそこまで考えが及ばなかった)」のように、事前に対応できなかったり、準備ができていなかった場合に使われる。
- 使用例:
- “미처 준비하지 못했어요.”
(まだ準備ができませんでした。/準備する余裕がありませんでした。) - “그 사실을 미처 몰랐어요.”
(その事実をまだ知りませんでした。/事前には知りませんでした。) - “미처 도망칠 틈도 없었다.”
(まだ逃げる余裕すらなかった。)
- “미처 준비하지 못했어요.”
2. 아직
- 意味: 「まだ」「いまだに」
- ニュアンス:
- 肯定文・否定文どちらでも使える。
- ある状態や行動が 継続中 であることを表す。
- 「아직도」とすると「いまだに」のように予想以上に続いている というニュアンスが強くなる。
- 使用例:
- “아직 시간이 많아요.”
(まだ時間がたくさんあります。) - “아직 안 끝났어요.”
(まだ終わっていません。) - “아직도 그걸 믿고 있어?”
(いまだにそれを信じているの?)
- “아직 시간이 많아요.”
미처 vs. 아직 の違い
단어 | 意味 | 使用状況・例文 | ニュアンス |
---|---|---|---|
미처 | まだ、事前に | 미처 생각하지 못했다.(まだそこまで考えが及ばなかった。) | 「そこまで至っていない」「準備や対応ができていない」 ことを強調。否定文でのみ使用。 |
아직 | まだ、いまだに | 아직 시간이 많다.(まだ時間がたくさんある。) | 「状態や行動が継続中」「今もまだその状態」 であることを表す。肯定・否定どちらもOK。 |
使い分けのポイント
✔ 미처 は 「そこまで考えや行動が及ばなかった」 ことを強調し、否定文のみ で使う。
✔ 아직 は 「現在も続いている」 状態を示し、肯定文・否定文の両方で使える。
例えば、「まだ準備ができていない」と言いたいとき
- “아직 준비가 안 됐어요.”(準備がまだ終わっていません。) → 「準備が継続中」
- “미처 준비하지 못했어요.”(まだ準備する余裕がありませんでした。) → 「準備する余裕や時間がなかった」
このように、미처は「準備する機会・余裕がなかった」 ことを強調し、아직は「単にまだ準備が終わっていない」 ことを意味します。